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個別指導の授業と講義形式の集団授業のどちらがいいの?

2017年10月18日

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ここでは、受験対策の授業を選ぶ際に、個別指導型の授業と講義形式型の集団授業という視点から、どう考えていくのがよいのか?ということについて述べていきます。

個別指導と講義形式の違いについて

塾には、一般的には二つのタイプがあります。
集団で一斉に授業を受ける講義形式の授業と、
講師の先生方と直接話をして、授業を受ける個別指導形式の授業があります。

(学校の授業なんかは、講義形式の授業がほとんどかと思います)

受験勉強のため塾を考える際に、僕の個人的な考えでは、まずは個別指導の授業を考えた方がよい方が多いように思います。

 

講義形式の授業のメリットはたくさんあります。

・範囲をしっかりと網羅している。
・周りに自分以外の人がいることが多いので、自分だけだらけるということが少ない。
・質疑応答に時間を使わないので、知識を手に入れるのには、最も有効な手段。
・プロの講師の授業を選びやすい。

などです。

 

個別指導の授業のメリットは以下のようになります。

・自分がわからないところを質問できる
・先生と仲よくなりやすい(疑問をぶつけやすい)
・(成績を伸ばすのに必要な)演習をすることができる
・自分に合った授業スタイルを行ってもらえたりする

 

また、次のような方に講義形式の授業は向いていると思います。

・勉強の仕方が身についているので、受験で必要な知識等を手に入れたい
・周りの人と比較して、競争しながら勉強したい
・人の話を集中して聞くのが好きだ

 

それに対し、個別指導塾が向いている方は次のような特徴のある方です。

・自分がわからないところを質問したい
・人の話を聞いているとついていけないことがある
・受験勉強をこれから始める
・受験まであまり時間がない
・集団授業を受けていたけど、あまり成績が上がらなかった
・大学受験を考える際、最終的には、講義形式の授業のスピードと内容、または講師の質が有利に働くことが多いです。(個別指導の塾でも、有名大学に進学することは可能です)

ただ、講義形式の授業を有利に活かすよう受けるためには、実はかなりの努力と技術が必要になります。

 

個別指導と講義形式の違いについて

最終的には、講義形式の授業を活かせるのであれば、こちらの方が効率はいいかと思います。

けれど、講義形式の授業で成績を伸ばす、ということには難しさが伴ってきます。

例えば、学校の授業の例をとって考えてみます。

 

勉強を頑張ろうといった場合、まずは学校の授業に集中しよう、と思い、気持ちを切り替えて授業を受けると思います。ですが、実は気持ちを切り替えてすぐには、授業を上手に聞けるようになるのは稀です。気合いだけ入れて、途中でやっぱりうまくいかない……といったようなことになることの方が多いように思います。これは、講義形式の授業の塾であっても同じことが起きたりします。
そうなっている場合、残念ながら、(大勢に向けられた)人の話をしっかりと聞く、という技術が足りていないのです。

 

僕の知り合いの私立高校の先生(京大卒です)も、「多分、個別指導を受けた方がいいだろうな、と思う生徒が沢山います」とおっしゃっていました。
その理由は、「生徒の多くが講義形式の授業を受ける技術が足りていないから」というものでした。

 

今まで授業を集中して聞けていなかった生徒は、人の話を集中して聞くということに慣れていないことが多いです。
1対1の話も僕たちはろくすっぽ聞けないことが多いです。(今の僕でも聞けないことなんてざらです。友達と話しているときは聞けると思いますが、勉強の話だと眠くなってくる、ということはありませんか?)
まして、自分だけじゃない、大勢に向けられた話を聞くということはなおさら難しくなってしまいます。

 

ではどうすればいいのか?

まず、1対1でもいいので、人の話を聞くという練習が必要だという方が多いです。
そういった方は個別指導の塾に行って、自分はどう勉強すればいいのか?を判断してもらうことが一番の近道かもしれません。

大学受験を乗り切るためには、余裕があれば、個別指導の授業と講義形式の授業の併用もおすすめです。

考えていただければ、と思います。

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